脊髄損傷の方向けの運動プログラム

「脊髄損傷当事者の方におすすめの運動をご紹介」

脊髄損傷の方が日常生活を送る上で必要な動作を行いやすくするための運動を紹介します。



長座位の運動

上体反らし

普段狭くなりがちな胸郭を広げる運動です。
両手を後ろにつき、胸を広げることで空気を取り込みやすい状態にして呼吸をしやすくします。
また、長く座っていたことで硬くなった股関節を伸ばす運動にもなります。

前屈

体を前に倒してから起こす運動です。
ズボンや靴下の脱ぎ履きのために足元に手を伸ばした後に安定して体を起こすために体幹を鍛えることも重要になります。

前屈(ひねり)

右手を左足に伸ばす、左手を右足に伸ばす動作で体をひなりながら前屈、起き上がりを行います。
斜め前のものに手を伸ばして取る、移乗の際に腰をひねるなどの動作の準備運動になります。


端座位の運動

ワイピング

文字通り雑巾掛けの動作ですが、股関節を上手に動かす練習の入門編となります。
前の机に体を預けられるので少ない力で両手を前に出しながら骨盤を動かすことができます。
左右バランスよく体を骨盤ごと前に倒すことが目標です。

前屈

足元の物を拾ったり、靴を履いたりするために体を前に倒す動作が必要になります。
意識的な力の入れ方と脱力を実践することで効率的な動作を行うことを目指しましょう。
同時に左右の足に均等に体重をしっかりかけて起き上がることを目指します。

リーチ動作

日常生活動作で多くある、手を伸ばして物を取る動作です。
手を遠くへ伸ばした際にバランスを崩さないように体幹を鍛えることは重要です。

離殿

立ち上がるための準備運動です。除圧や移乗しやすい体の使い方の練習にもなります。
立ち上がりやすい足の位置や左右バランスよい体重の掛け方を練習します。


立位の運動

立ち座り

移乗動作やトイレでのズボンの上げ下げの際に立つことができると非常に便利です。
また、歩行の際にもしっかり立つことが重要になります。 左右均等に重心を前に移してから立ち上がることを目指します。

スクワット

下半身を中心とした筋力トレーニングです。
両足で均等にしっかり踏ん張ることを練習します。






HAL(Hybrid Assistive Limb)腰タイプを運動に用いる利点

HAL腰タイプ

*HAL腰タイプは、足腰の弱った方などの体幹・下肢の運動をアシストする装着型サイボーグです。お一人での運動が大変になった方に対して、身体が思い通りに動くようなサポート付きで運動することができます。 繰り返し練習することでHALを外した状態での自立を助けます。

 
姿勢情報に基づき、苦手な姿勢を自動でサポートします。
生体電位信号に基づき、動きたい方向に素早く反応します。

姿勢や力の入れ方、タイミングを専用のモニターで確認できます。

皆様のお身体の状態にあったプログラムを知りたい方は下記までお問い合わせください。


Web、メールでのお問い合わせは 24時間受付 こちらから。


お電話でのお問い合わせはこちら。
0120−25-3189
(10:00〜18:00 平日・土日祝)

HAL腰タイプ ユーザー動画

画像をクリックすると動画をご覧いただけます


suisui-Project ちんさん

現代のもののけ姫Macoさん

アカザーさん

脊髄損傷の症例:HAL腰タイプで体幹の運動

HALによるアプローチ /座位が維持できない方へ

【頸髄損傷】維持期からの挑戦

頚椎損傷後、歩行を目指して 1年間の軌跡

【脊髄損傷】40代男性、両下肢不全麻痺/ロボケアセンターの機能改善プログラム

ロボケアセンターの機能改善プログラムNeuroHALFITの実施事例(60代男性 脊髄損傷)

2年間ロボケアを利用された脊髄損傷の方のインタビュー&スタッフ号泣

自宅でHALとは

「自宅でHAL」はご自宅で装着型サイボーグHALを用いた運動プログラムを提供するサービスです。ご本人様・ご家族と設定した具体的な目標と現在のご本人様の状況をもとにした計画書を作成しHAL を使ったプログラムを進めていただきます。

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お電話でのお問い合わせはこちら。0120−25-3189(10:00〜18:00)

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