脳卒中後遺症のリハビリのヒント

「脳卒中当事者の方におすすめの体操をご紹介」

「 楽しい! をみんなへ。」 という理念のもと、イベント「脳卒中フェスティバル」、映画「ファーストミッション」など、 障がいも健常もないグラデーションの社会を創る取り組みをしている、一般社団法人 脳フェス実行委員会が制作した「脳フェス体操」を紹介します。

脳フェス体操とは



脳フェス体操 第1

脳フェス体操は、ご自身のお体の状態を確認しながら、楽に動ける身体の土台作りをする体操です。
安定した椅子の上で、リラックスして行ってみてください。

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呼吸

皆さんは、一生で呼吸を何回しているかご存知ですか?
6億~7億回もの回数を行っているんですね。
そんな大切な呼吸、 楽にできなきゃもったいない!

真ん中探し

   

真ん中探しでは、ご自身の身体の真ん中を「お尻の穴」「みぞおち」「両膝の間」を指標に再認識することで、楽に動ける身体の土台つくりを目指します。

ぐにゃぐにゃ

頭が大きく揺れないように、左右のお尻の幅分程度に揺れるのがポイント☆
力を抜いた状態で、「ぐにゃぐにゃ」「ゆらゆら」と、声に出しながら行うと、より効果的です!

お辞儀

お辞儀の中から、ご自身の視界の変化と身体感覚を慣らしていきましょう!

お尻浮かせ

「お尻浮かせ」で、立ち上がりの準備をしていきましょう!

脳フェス体操 第2

    

脳フェス体操第2は、第1で整えた身体を使って、楽に動くための体操です。
安定した椅子の上で、リラックスして行ってみてください。
動作に不安なところがある場合は、無理をせず、楽に行える範囲で体操してみましょう。

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にょきにょき

脳卒中を経験すると、無意識のうちに身体が丸まってしまいます。
そんな時は、「にょきにょき」で体を伸ばしていきましょう!
頭が大きく揺れないように、正面を向いたまま行うのがポイント☆

無限大

脳卒中を経験すると、左右方向への体重移動が自然に行いづらくなる方が多くみられます。
無限大は、腕の動きの中から自然と体重移動の練習を行います。
頭が大きく揺れないように、体をひねらず、正面を向いたまま行うのがポイント☆

リモコンリーチ

足部に荷重感を感じることは、立ち上がりだけでなく歩行時にも役立ちます。
「リモコンリーチ」で、どっしりした足を目指していきましょう!

りんごリーチ

非麻痺側の上方にりんごを思い浮かべて、それを取ろうとすることで、自然な体の伸びと体重移動を促していきましょう!

ひねっち

ひねっちは、「ひねりハイタッチ」の略で、痛くない範囲で体をひねり、お隣の方とハイタッチをする体操です。

まとめ


今回紹介した動画は、脳卒中当事者の方の回復を応援する思いをたくさん詰め込んで作成しました。
ご自身にとって特に役立ちそうな動画を参考にして、 日常生活の負担を減らすことを目指して運動を続けていきましょう。
無理なく続けられるよう、自分に合った動きを取り入れて、 無理なく続けられるプログラムを作成してみてください!
※ 万が一、痛みが出た場合は、専門家と相談してください。



HALを用いた脳卒中当事者の方向けの運動

HAL腰タイプは、足腰の弱った方などの体幹・下肢の運動をアシストする装着型サイボーグです。お一人での運動が大変になった方に対して、身体が思い通りに動くようなサポート付きで運動することができます。 繰り返し練習することでHALを外した状態での自立を助けます。

以下にHALを用いた運動の一例を紹介します。
実際に使用する際はお身体の状態に応じて内容を調整して行います。


ワイピング

股関節を上手に動かす練習の入門編です。
左右バランスよく体を骨盤ごと前に倒すことが目標です。

前屈

体を前に倒してからHALに力を借りつつ起こします。
左右の足に均等に体重をしっかりかけて起き上がることを目指します。

前方リーチ

前方にある対象物に手を伸ばす動作です。
上体のバランスをとりながらより遠くに手を伸ばすことを目標にします。

離殿

立ち上がるための準備運動です。
立ち上がりやすい足の位置や左右バランスよい体重の掛け方を練習します。

立ち座り

HALのアシストを使いながら立ち座りをします。
左右均等に重心を前に移してから立ち上がることを目指します。

スクワット

HALのアシストを使いながらスクワットをします。
両足で均等にしっかり踏ん張ることを練習します。

前方ステップ

体を前に倒しながら片足を前に出して戻す運動です。
前後の動作で麻痺側の足にしっかり体重をかけて踏ん張れる体を目指します。

左右ステップ

体を前に倒しながら片足を外側に出して戻す運動です。
左右の動作で麻痺側の足にしっかり体重をかけて踏ん張りの効く体を目指します。

腿上げ

手すりにつかまりながら片足の腿上げをします
下半身の強化と片足重心のバランス強化を目的とした運動です。


皆様のお身体の状態にあったプログラムを知りたい方は下記までお問い合わせください。


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(10:00〜18:00 平日・土日祝)

ご利用者様の声

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「車椅子に移乗の時の動作が安定している気がします」「本人が移動してくれる分、介助者も助かりました」

自宅でHALとは

「自宅でHAL」はご自宅で装着型サイボーグHALを用いた運動プログラムを提供するサービスです。ご本人様・ご家族と設定した具体的な目標と現在のご本人様の状況をもとにした計画書を作成しHAL を使ったプログラムを進めていただきます。

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