秋になりました。今年の夏は本当に暑く、食欲がなく痩せてしまった方も多かったと思います。
パーキンソン病の患者さんは、震えや筋肉に力が入る筋固縮でカロリー消費が多いので、普通に食べていると体重が減ってしまいます。
秋になり、少しずつ食欲が戻ってきたら体重を増やすチャンスですね。
「補食」も大切です。
補食は間食とは異なり、三食では足りない栄養を補います。
おにぎり、いなり寿司、サンドイッチ、焼き芋、季節の果物などがお勧めです。
パーキンソン病の方にお勧めの食材
パーキンソン病の方に適した秋の食材について、栄養面からお勧めのものをご紹介します。
1. さつまいも:焼き芋、大学いも(冷凍でも手に入ります)
2. かぼちゃ:電子レンジで過熱してから切ると切りやすいです。ポテトサラダのようにしても美味しいです。
3. きのこ類(しいたけ、まいたけなど):味噌汁、鍋物で。
パーキンソン病の方は、ビタミンDが不足ぎみですので、ビタミンDを含むきのこ類はお勧めです。干し物にもビタミンDが含まれます
4. さんま:今年は価格も下がっています。大根おろしを添えて食べると栄養バランスは更に良くなります。
5. りんご:医者いらずの果物と言われるりんご。
道具について
箸が使いにくいことが原因で、食事の量が知らないうちに減ってしまうことがあります。
また、菜箸やフライ返しが使いにくいことで、調理をしたくなくなることもあります。
使いやすい道具を使うことも大切です。菜箸をトングに変えることで、楽に素材をひっくりかえせることがあります。
食材の形について
食べやすい大きさは、それぞれ異なります。
ご自身が食べやすい大きさを知る事も大切です。