HAL単関節タイプご利用者様の声ご紹介します

現在、室内を歩いて生活することによる自立度向上を目指し、HAL単関節タイプをご利用なさっている方とのフォローアップ面談にて練習の成果など参考になるお話をいただけましたので、以下にご紹介したいと思います。

 

(ご利用者様情報:A様) 年齢:60

疾患名;ギランバレー症候群後遺症

利用機種:HAL単関節タイプ膝セット右側

利用期間:2ヶ月

利用頻度:週5

利用内容:膝屈伸(車椅子での座位)約4000/

*今回のご利用前にHAL単関節タイプ肘セット左側3ヶ月、右側3ヶ月のご利用経験あり。

 

 

HALを使い始める前の症状について

 

聞き手:HAL(単関節膝タイプ右側)を使い始める前のお身体の状態はいかがでしたか? 

 

A様:(ギランバレー症候群発症直後の寝たきりの状態から)両手がだいぶ動くようになってきてスプーンで食事を取れるようになり、左の膝も動くようになってきたので、今度は立ちたい、立って歩いて生活したいと思うようになってきたところでした。

その目標には右の膝にほとんど力が入らない状態だったので右膝のHALを使って運動しようと思いました。

 

 

HALを使い始めてからの変化について

 

聞き手:膝の単関節タイプでのトレーニングを行うようになってからの変化について教えてください。

 

A様:トレーニングを始めた頃には、右膝にほとんど力が入りませんでしたが、徐々に力が入るようになってきました。

また、歩く時に片足に全体重をかけるまではできないですけど、右膝にニーブレイス(過度な膝の曲がりを防ぐ装具)をつけて平行棒内を歩く時に手に半分ぐらい体重をかけながら右足に体重を乗せることができるようになりました。

距離3,4mの平行棒内を1往復か1往復半ぐらいはできるぐらいにはなってきました。

 

HAL単関節のトレーニング開始当初は、リハビリの先生に支えられながら、平行棒内で両足で立ち、左右の足を一歩踏み出す練習、次に、左足踵に補高した装具を付け、右膝にニーブイレスを付けて、リハビリの一人の先生がズボンの後部分を持って、もう一人の先生が右膝の折れを防ぐため支えながら平行棒内を片道だけ歩く程度でした(ご本人様談)。

 

 

運動量について

 

A様:回数に制限はありますか?

やりすぎると負担になることはありますか?

 

聞き手:運動した翌日に筋肉痛や関節痛が出ることはありますか?

痛みや関節に熱が出ているのであれば量や内容を調整する必要があります。

 

A様:そういったことは今のところありません

やった後にちょっとだるさがあるくらいで30分、1時間たてばなんともないです。

デイサービスでも4000回ぐらいやった後にお風呂に入ってすぐ平行棒で歩く練習はしていますがそれでも痛みは出てこないので大丈夫だとは思います。

 

 

聞き手より

 

A様はまずHAL単関節タイプ 肘セットを左右3ヶ月ずつご利用いただいた後、現在膝セットをご利用いただいております。

どのセットをご利用いただいている際も大変熱心にトレーニングをなさって、両肘も3ヶ月のトレーニングでそれぞれ動作範囲がかなり広がり、どちらの手でもカフ(補助具)を使いながらスプーンでお食事できているそうです。

膝セットのトレーニング後も次の目標があるそうですので、HALが自立に向けた目標達成のお力になれるよう今から思案しています。

関連商品

カテゴリ一覧

ページトップへ